緑内障の点眼薬

緑内障治療の基本は眼圧を下げることです。
眼圧は眼内の房水の量に左右されます。
房水が増えれば眼圧は上がり、減れば下がります。

 

房水を減らすことで眼圧を下げようとします、その方法は、
1.房水の生産を抑えること
2.房水の排出を促すこと
です。

 

抗緑内障薬はこのどちらか、あるいは両方の作用を持っています。

 

 

房水の産生の抑制のため

房水の産生を抑制するには、房水がつくられる過程のどこかを遮断すればいいのです。
房水は毛様体上皮のβ受容体が刺激されてつくられますから、
この刺激を遮断する方法がひとつです。
もうひとつは、毛様体上皮に高濃度に存在する炭酸脱水酵素が、
房水の産生にかかわっているので、これを阻害するという方法があります。
炭酸脱水酵素の働きを完全に抑えることができれば、
約40%の房水が減少するといわれています。

 

房水の排出を促進するために

一方、房水は線維柱体からシュレム管を通って、排出されます。
さらにぶどう膜強膜流からは全房水排出量の10〜20%が排出されます。

 

房水の排出を促進するために、何らかの方法でこのどちらか、
あるいは両方の排出量を増やせば、眼圧は下がることになります。

 

 

眼圧を下げる薬

そこで作用点別の抗緑内障薬には
房水産生抑制
各種交感神経β遮断薬、α2刺激薬、炭酸脱水酵素阻害薬

 

房水排出促進
副交感神経刺激薬、プロスタグランジン関連薬
などがあります。